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症状の変化 その2——低血糖発覚

 人間ドックを受けてから一週間ほどして、結果が届いた。軽い胃潰瘍と、低血糖という事だった。この時、初めて「低血糖」という言葉を知った。ちなみにその時の血糖値は34(普通の人であれば、意識を失っている)、ヘモグロビンA1C(過去1〜3ヶ月間の平均血糖値により数値がでる。正常範囲は4.3〜5.8)は3.7であった。

 インターネットで「低血糖」について調べてみた。(*低血糖については後日詳しく別記して、リンクもさせます)低血糖の症状や、症状が現れたときの対処法はあったが、原因がいまいちよく分からない。それに、数値34がどれほどのものなのか、まったく分からずにいた。さらに言えば、低血糖という言葉さえ知らなかったわたしにしてみれば、ヘモグロビンA1Cが何なのか分かっておらず、調べさえしなかった。貧血なのかと思ったくらいだ(^ ^;)。

 看護士の友人に連絡をし、状況を話してみると、すぐに病院で詳しく調べたほうがいいと言われた。血糖に関係するのは膵臓だ。そこで、人間ドックの資料を持って、消化器病院へ行った。病院では、わたしの数値を見てインスリノーマの疑いがあると思ったらしく、初診患者を診る医師ではなく外科部長が診察をした。問診をして、過去に柔道をしており、当時は三倍以上の食事をとっていたこと、口腔内にしびれがあることなどを話した。医師は、生活習慣による低血糖(過去の過食から、普通の食生活に戻っても、食べ物が口に入ったとたん、過去と同じ量のインスリンが分泌されてしまう)が有力だが、インスリノーマという腫瘍の可能性もある。この腫瘍はほとんどが良性だから心配はない。さらに、インスリノーマは非常に珍しい病気なので、違うかもしれないが、念のため、検査をしてみよう。と話した。

 最新のCTが入っているから、と力強い言葉をもらい、よろしくお願いします、とCT(X線による輪切り映像)+造影剤(血管、腫瘍などの病変部に分布をしやすい、ヨードを含む液を注射)とMRI(磁気を利用した装置、ウィーン、ゴゴゴゴゴといった機械音?がする)、エコー検査(肌にジェルを塗って超音波装置で体の中を見る)をした。結果、腫瘍は見つからなかった。実は、これらの検査で腫瘍が発見できる確率は30〜40%しかない(腫瘍が小さければさらにその確率は減る)。しかし、それとは知らない医師も多いのである。もし、インスリノーマをきちんと理解していれば、こういった検査のほか、さまざまな血液検査(通常の採血から、空腹時の採血、種々の負荷検査)を行うはずである。医師からインスリノーマの言葉が出たのにも関わらず、これを行わなければ、病院を変えたほうが良い。

 この結果を受け、医師は何の指示も出さなかった。低血糖の症状が出たら、甘いものや炭水化物を摂って。と言うだけで、次回外来の指定もなかった。このときは、そういう対応が普通だと思って、そのまま病院を後にした。このときはそう思ったのだが、たとえインスリノーマでなくとも、低血糖の症状やデータがでているのにもかかわらず、経過観察(少なくとも月に一、二度の外来と月一回の血液検査)や、きちんとした指導が行われなかった場合、やはり病院を変えたほうが良い。

※上のことは、決して一病院を批判している訳ではありません(そのため、病院名は伏せてあります)。実際に、低血糖やインスリノーマは正しい対処をしてもらえない場合、生活に支障をきたし、最悪の場合、命を落としかねません。病院を選ぶ目は必要です。

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